Little Tokyoは今でも”リトルトーキョー”なのか

どうも、ちゃんおつです。1年目の在宅研修って右も左も分からない感じで大変です。

 

さて、このブログをご覧になっている皆さんは「Little Tokyo」というワードはご存知だろうか?

カタカナにしても読んで字のごとく「リトルトーキョー」。ウィキペディアの項目をそのままコピーペーストしたものが以下の文章だ。

 

リトル・トーキョーLittle Tokyo)は、ロサンゼルスダウンタウン内にあるアメリカ最大の日本人街通称である。「Lil' Tokyo」、「小東京」などとも呼ばれている。転じて、日本国外にある日本人街全般の事を指すこともある。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A7%E3%83%BC

 

ウィキペディアにもあるように、日本国外にある日本人街全般の事を指すこともあるようだが、今回はロサンゼルスにあるリトルトーキョーを今回のブログではリトルトーキョーとする。

 

本題に入ろう。まずは今回のタイトルの意味を説明したい。

リトルトーキョーはそもそも戦前にアメリカに移住してきた日本人たちによって作られた日本人街だが、そのリトルトーキョーは戦後からかなり時間を経た今でも「純粋な日本人街」を保っているのか?というのが今回の趣旨であり、タイトルの意味である。

 

結論から言えば、残念ながらリトルトーキョーは純粋な日本人街ではなくなってしまったと言える。

先ほども言ったように、リトルトーキョーアメリカに移住してきた日本人によって作られた街である。もちろん、現地のアメリカ人がいるのは当たり前。しかしそれ以上に、アメリカ人以上に多いと感じたのは中国国籍の人々である。

日本料理屋があっても、日本人から見て少し変な日本語が採用されている所はもっぱら日本以外のアジア系企業だと思われる。働いているのは日本人ではなく中国人。(まれにアメリカ人の場合もあったが)

 

留学して初めてリトルトーキョーを訪れた時は、自分が想像していたほど日本人が少ない事に驚いた。空きテナントもかなり目立っている感じで、閑散としているエリアもあった。

では、リトルトーキョーにいた日本人はどこへ行ってしまったのか?

 

私はよくリトルトーキョーの理髪店で髪を切ってもらっていた。店主やカットしてくれる方が日本人だったので、リトルトーキョー周辺の事や住んでいる日本人ついて色々聞いてみた。

聞くところによれば、昔は今の倍は日本人が住んでいたらしく、かなり活気があった。しかし、日本人街だけが日本人の居住エリアではないわけで、移住してきた日本人はリトルトーキョー周辺以外に住むことも増え、どんどん分散してしまったとの事だった。

その一方で、中国から移住してきた人々はチャイナタウン(こちらもロサンゼルスに存在する中国人街)に限らずリトルトーキョー周辺にも住むようになったし、空きテナントに飲食店を構える人も出てきた。

このように、リトルトーキョーは日本人の、日本人による、日本人のための日本人街から、日本人以外の国籍の人々も存在する少しグローバルな日本人街へと変わった。

 

あまり知られていないが、ロサンゼルスには「リトルトーキョー」だけでなく、「リトルオーサカ」も存在する。こちらも日本人街で、リトルトーキョーよりも西側にある事から、そう言われているのだとか。(多分、Googlemapとかで探したら出る。)

私はそちらにも足を運んだが、リトルオーサカは純日本企業の日本料理屋やラーメン屋が多くあった。リトルトーキョーにも純日本企業の料理屋やラーメン屋がないわけではないのだが、リトルオーサカに比べると少なかった印象。

 

「あれでしょ?リトルトーキョーとか言っているけど、アジア企業系の店多いんだから日本要素薄いんでしょ?」と思っているそこのネット老人会の方、それは不正解だ。

アメリカには、少なくともロサンゼルスには日系スーパーがある。もちろん、リトルトーキョーにもある。「コメ食いたいけどアメリカのコメはちょっと…」と思ったら日系スーパーで簡単に手に入るし、「あの日本のせんべい食べたいなぁ」と思ってもすぐに日系スーパー。ただ一つ残念なのが「少し割高」っていう事だけ。(当たり前だよね。日本でアメリカのモノ買うのと一緒。)

 

そしてもう一つ。アメリカ進出していた意外な2つの日本企業がある。

1つは「ラウンドワン」だ。「えっ、アメリカはゲームセンター多いんじゃねえの?」と思ったそこのなんJ民の方々、実はそうでもないんだぜ。

ロサンゼルスにはゲームセンターが意外と少ない。あるとすればサンタモニカの小さな遊園地にあるゲームコーナーか、お酒を飲みながらスポーツを見たりする場所に大きなゲームコーナーが併設してあるかの2パターンだと思っていただきたい。私は両方とも行ったが、一長一短である。

では「ラウンドワン」はどうだろう?おそらく皆さんの想像通りのラウンドワンだ。

ボウリング完備、カラオケ完備(DAMとかJOYSOUNDも置いてあった)、もちろんゲームコーナーもクソデカである。日本と違う所と言えばバーカウンターや飲み食いできるスペースが多い事だろうか。

ラウンドワンは立地の関係上、1度しか行けなかったが、自分よりも日本語がペラペラな中国人の友達が案内してくれて、一緒に音ゲーやりました。(音ゲーも友達の方が上手かった。)

 

そしてもう1つは「リアル脱出ゲーム」。日本の謎解きがアメリカにあるなんてビックリだよね。しかもハリウッドのど真ん中に構えてるからそれもビックリ。

以前、このブログで謎解きについて書いたことがあるが、それと全く同じシステムの謎解きがアメリカできるわけだ。言語が英語であることを除いて。

私は留学をスタートさせてから2カ月経過しないぐらいで行ってしまったので、あまりにも英語が分からない上に自分一人しかいないという即死コンボを踏んでしまったが、それなりに楽しめた。

みんなもやってみたらいいと思うよ、英語が堪能ならね。

 

最後は少しリトルトーキョーから離れましたが、アメリカ西海岸の面白さが分かっていただけたかと思います。

私もロサンゼルスに思い残したことが3つぐらいあるので、早いうちに行きたいなぁと思っていたり思っていなかったり…

それでは、また。 アディオス!